HX Stompがきてからというものこればかり使っているのだが(ライヴでは相変わらずZOOMのMS-50Gだけを使っている)、便利な上に音にも不満がない。
サウンドに関してはここ数年で自分の求める音に近づけるスキルが高くなったと感じているのだ。最近のアンプシミュレーターなら大体自分が狙う音というのが作れるようになったと思っている。
そうなるとKemperの立ち位置は?となるが、こちらはやはり「好みの真空管アンプがある人がそのベストの状態をプロファイルして使う」ことが真骨頂であるという考えになる。
リグを買うことは幾らでもできるが、それはKemperの本質か?と考えるとちょっと違うなと感じるわけだ。リグのサウンドが完璧ではないと感じてトーンを弄ろうとする。そのツマミによる変化は実機とは違うのがKemperだ。そして自分は普段から自分のスタックアンプを使っているわけでもない。
そう考えると自分の求める音が出せるスキルがついてきた今、無理にKemperを使わなくてもいいという結論になった。
使わないのに持ってても仕方がないので売ったのである。
今後も機材を変えるということはあるだろうが、多分コンパクトさとか、すぐに求める音を作れるUIの方が自分にとっては重要なところになるのかなと思った。