私のような根っからのロックな奴には評判が悪いと思われるジャズコーラス。勿論私も好きではないのだが、最近はずっとJC-120である。
理由は単純で、エフェクターで音作りしてしまえばどこのスタジオにもライヴハウスでも同じような音が出せるということ。例えばメサブギーやヒュースアンドケトナーも素晴らしいアンプだけど、どこにでもあるかというと違う。ライヴハウスではないことの方が多いくらいだ。
この点においてジャズコは本当にどこにでもある。あのアンプどこにでも発生してるなって感じだ。
サウンドに関してはZOOM MS-50Gで作っている。前はアンプシミュレーターを使っていたのだが、アップデートで追加されたRed Crunchという歪みがとてもいい音なので今はアンプシミュレーターすら使っていない。
いわばストンプを繋げただけという状態で、こういうセッティングは古いタイプのギター弾きに回帰していると言える。家で動画を撮っている時はHX Stompでアンプシミュレーターを使ってラインで録音しているけど、スタジオやライヴでは古いタイプになっているということだ。実は私はかなり昔(2004年くらいかな)からライヴでもライン出力をしていた。現代的なアプローチを昔からしていたということになる。その私が今は古いアプローチを取っているのだから人生何があるか分からない。
ギターを始めた時からデジタルマルチエフェクトが普通にあった私だが、最近のこのやり方で十分にいい音が出せていると感じている。今更ストンプを集めてボードでも作ろうかと思っている。