エレキギターというのは使う金額としては割と安めの趣味だと思う。数十万出せばトップブランドのトップランクの商品が買えてしまう。そしてメンテは必要になるが使える期間も長い。
アンプは日本の住宅事情を考えると買っても使えるかという問題があるが、家にスタジオとかある人であればこちらも数十万円でトッププレイヤーと同じものが買えてしまう。
そんなコスパとしては最高の趣味と言えるギターだが、保管する場所というのが問題になりがちだ。
ゲームであれば今はダウンロード版で買えばスペースはほとんど取らない。保存用のストレージが必要というだけである。
しかしギターはどんなギターでも一定のスペースを取ってしまう。
アンプも然り。エフェクターはそんなにスペースは取らないものが多いが、これはこれでコレクション性が高めでマニアな人は集めてしまいがちである。
そんな訳で最近ギターのスペースをどうしようかと悩んでいるのである。
ギタリスト定番の技としては「実家送り」というのがあるが、暫く実家に行ってないので実現は出来ていない。私の場合は幸いにも兄弟もギターを弾くので実家送りの精神的なハードルはかなり低いのだが。
そもそももっと若い時はなんでこの場所問題を気にしなかったのだろう？多分、自分のギターの好みというのが偏っていて、色んなタイプのギターを持っておきたいという欲求がない方だったのだろう。例えば本当に昔はストラトタイプっておっさんが使ってそうでカッコ悪いと思っていたし、テレキャスなんかはさらにダサいという考え方だった。レスポールだってやはり古臭くてちょっと伝統的なギターの形に近いところもあるからエレキとしてはなんかカッコ悪いなと思っていた。しかしながら今はカッコ悪いと思うどころか好きになっていたりする(逆にメタル的なちょっと尖ったようなギターが苦手になっているのだが……)。
歳を取るということは変化することだとギターをやっていると実感させられる。
