龍の日記

ギター、水族館がメインの日記

Majestica - Above The Sky

個人的にここ最近聴いた中で一番感動したというかなんというか、「これでいいんじゃないか」というなんというか勇気をもらったような感情を抱いたアルバム。
ここで聴ける音楽はモロにHelloween, Stratovarius系の音楽で「どこかで聴いたような」フレーズも満載である。というわけで音楽にオリジナリティを求めたりする人には全然お勧めできない。
ただ、あまりにもその吹っ切れ方が気持ちいいというか、この手の音楽好きな人ならたまらない要素を全部乗せしたような開き直りっぷりに「俺はこの音楽が好きなんだ!」という気迫というか、愛というかそういうものを感じてしまうのだな。
そもそもこういうロックの範疇にある音楽をやるには何かしらの初期衝動があると思う。私にだってあった。しかし続けているといつの間にか技術を気にしだしたり、時代にあっているかとか始めた時の初期衝動とは無縁な知識が入ってきてしまう。
このアルバムを聴いた時、時代と合ってないとかそんなの関係なくないか?自分の好きな音楽を正直にやるのが一番カッコよくないか?と思わされた訳である。
純粋にメロディック・パワー・メタルが好きな人には堪らない魅力を持ったアルバムだと思う。